2013年08月26日
木下貴雄遺作展 記念美術講演のご報告
うがみんしょーらん
8月25日(日) 奄美パーク 奄美の郷イベント広場にて、
記念美術講演 「田中一村と木下貴雄の高潔な生き様と作品世界」がありました。
講演前には、奄美の唄者 築地俊造さんによる島唄が披露され
会場に訪れていたお客様は、築地さんの素敵な唄声に惚れ惚れしていました。
講演では当館長の宮崎緑をコーディネーターに、3名のパネラーを迎え
田中一村と木下貴雄の作品や生き様について語っていただきました。
(写真右より) 久本勝紘氏 「アトリエの行者 木下貴雄物語」著者
田中 允氏 画家、AJAC代表
中野惇夫氏 「アダンの画帖 田中一村伝」著者
宮崎 緑 田中一村記念美術館館長
木下貴雄(昭和17年~平成15年)は宮崎県小林市に生まれ、画家の道に進むため
伝統ある鹿児島甲南高校へ進学。
卒業後は東京芸術大学への入学を目指し、4度受験しますが入学は叶いませんでした。
4度目の受験前の昭和38年、短い期間でしたが代用教員として
奄美市立大川中学校(旧名瀬市)で教鞭をとったこともあります。
会場には甲南高校時代のご友人や、大川中学校での同僚・教え子の方々が
たくさん駆けつけてくれました。
学生時代や教員時代の話しになると笑いも起こり、
みなさん思い出を懐かしむように聴き入っていました。
田中一村と木下貴雄。生前、画壇から作品を評価される事はありませんでしたが、
亡くなったあとに周りの友人達が絵に光を当てたいと動いてくれるほどの
強い魅力が2人にはあったそうです。
日本画が西洋美術の亜流に流される事に警鐘を鳴らし、奄美を描いた田中一村。
確かなデッサン力、豊かな色彩を持ちながら、絵と名を売ろうとせず
ただ「生きている」証を絵に込めた木下貴雄。
没後十年 アトリエの行者 木下貴雄遺作展は、
9月8日(日)まで開催しています。
2人の画家の強いメッセージを感じながら、ぜひご鑑賞下さい
8月25日(日) 奄美パーク 奄美の郷イベント広場にて、
記念美術講演 「田中一村と木下貴雄の高潔な生き様と作品世界」がありました。
講演前には、奄美の唄者 築地俊造さんによる島唄が披露され
会場に訪れていたお客様は、築地さんの素敵な唄声に惚れ惚れしていました。
講演では当館長の宮崎緑をコーディネーターに、3名のパネラーを迎え
田中一村と木下貴雄の作品や生き様について語っていただきました。
(写真右より) 久本勝紘氏 「アトリエの行者 木下貴雄物語」著者
田中 允氏 画家、AJAC代表
中野惇夫氏 「アダンの画帖 田中一村伝」著者
宮崎 緑 田中一村記念美術館館長
木下貴雄(昭和17年~平成15年)は宮崎県小林市に生まれ、画家の道に進むため
伝統ある鹿児島甲南高校へ進学。
卒業後は東京芸術大学への入学を目指し、4度受験しますが入学は叶いませんでした。
4度目の受験前の昭和38年、短い期間でしたが代用教員として
奄美市立大川中学校(旧名瀬市)で教鞭をとったこともあります。
会場には甲南高校時代のご友人や、大川中学校での同僚・教え子の方々が
たくさん駆けつけてくれました。
学生時代や教員時代の話しになると笑いも起こり、
みなさん思い出を懐かしむように聴き入っていました。
田中一村と木下貴雄。生前、画壇から作品を評価される事はありませんでしたが、
亡くなったあとに周りの友人達が絵に光を当てたいと動いてくれるほどの
強い魅力が2人にはあったそうです。
日本画が西洋美術の亜流に流される事に警鐘を鳴らし、奄美を描いた田中一村。
確かなデッサン力、豊かな色彩を持ちながら、絵と名を売ろうとせず
ただ「生きている」証を絵に込めた木下貴雄。
没後十年 アトリエの行者 木下貴雄遺作展は、
9月8日(日)まで開催しています。
2人の画家の強いメッセージを感じながら、ぜひご鑑賞下さい
Posted by 鹿児島県奄美パーク at 12:26│Comments(0)
│美術館のイベント
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。