2018年03月07日
田中一村生誕110年記念 田中一村を魅了した奄美フォトコンテストを開催します
1 はじめに
日本画家・田中一村(1908-1977)は、明治41年に栃木県栃木町(現栃木市)に6人兄弟の長男として生まれました。一村(孝)は、5歳のときに家族とともに東京(麹町)に移り住みました。幼いころから父の手ほどきのもと南画を描き、卓越した筆さばきで人々を魅了しました。東京美術学校日本画科に入学しますが、わずか2か月で退学します。その後は先達に学び、独学で制作を続け、南画から花鳥画や風景画を写実的に描く作風に変わります。昭和13(1938)年からは千葉市千葉寺に暮らし、農業と画業に励み、昭和22(1947)年には青龍社展に「白い花」が初入選します。しかし、その後は、なかなか中央画壇に認められませんでした。昭和33(1958)年、50歳の一村は、新たな自分の表現を追い求め、単身、奄美へ渡ります。奄美では、紬工場で職工として働きながら、画家としての信念を貫き、亜熱帯の動植物をモチーフに日本画の新境地を拓きました。一村は生前奄美での作品を発表することなく、和52(1977)年、69歳で奄美の地でその生涯を閉じました。
本フォトコンテストは、田中一村の生誕110年を記念し、奄美と出合い、奄美に暮らし、奄美の自然を見つめ、奄美で独自の美の世界を拓いた田中一村を魅了した、奄美の風土や自然、文化をテーマとしたフォトコンテストです。みなさんの感性で奄美を切り取り、ご応募ください。
2 募集内容
田中一村生誕110年を記念し、田中一村を魅了した奄美の風土や自然、文化をテーマとした写真を募集します。
3 部 門
(1)プリント部門 ※後日詳細をお知らせします。
(2)インスタグラム部門
4 賞
《インスタグラム部門》
最優秀賞(1点)賞状及び副賞(QUOカード1万円分、年間パスポート)
優秀賞(3点)賞状及び副賞(QUOカード5千円分、年間パスポート)
5 作品募集
《インスタグラム部門》
2018年3月1日(木)~8月19日(日)
6 作品規程
《インスタグラム部門》
(1)撮影地は奄美群島
(2)撮影機材(カメラ、レンズの機種)等は不問
(3)#(ハッシュ記号)をつけて投稿する
「#田中一村110」または、「#isson110」
(4)応募作品は未発表作品に限る(他のコンテストに出品したものは不可、個人のアカウントにアップした画像は可)
(5)過去に撮影したものも可
7 応募方法
《インスタグラム部門》
自分のインスタグラムのアカウントより、写真に「#田中一村110」または「#isson110」
のハッシュタグをつけて写真を投稿する。なお、期間中、何回でも投稿可とする。
※入賞された場合は、ダイレクトメッセージでご連絡いたします。
8 審査員
宮崎 緑(田中一村記念美術館長)、その他(調整中)
9 作品展について
《インスタグラム部門》
Web上で入賞作品をご紹介します。
10 著作権の扱いについて
作品の著作権は撮影者(応募者)に帰属します。
入賞作品及びパンフレット等に採用する作品の版権、所有権、使用権等は奄美パーク・田中一村記念美術館に帰属します。
インスタグラム部門については、応募作品を広報活動の目的で使用する権利を、応募の時点でご承諾いただいているものとします。
11 個人情報の取扱い
プリント部門の応募票に記入いただいた個人情報及びインスタグラム部門の入賞者がダイレクトメッセージで主催者に送られた個人情報は、本コンテストに関わる目的にのみ使用し、ほかの目的には使用いたしません。
12 その他
・ 他人の著作権、肖像権を侵害するような行為は行わないでください。
・ 写真を撮影される場合は、関係法令を遵守してください。
・ 差別的な表現など、社会通念上不適当な作品のご応募は禁止します。
・ 他人になりすましてのフォトコンテストへのご応募は禁止します。
・ インスタグラム(Instagram)は米国およびその他の国におけるInstagram、LCCの商標です。
Posted by 鹿児島県奄美パーク at 13:24│Comments(0)
│田中一村記念美術館
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